月曜の朝、目覚ましが鳴る。
「あと5分だけ…」と布団にもぐりながら、ふと考える。
「このまま今の仕事を続けていいんだろうか」
別に仕事が死ぬほど嫌いなわけじゃない。でも、好きでもない。毎日なんとなく過ぎていく。このままあと何十年も同じことを続けるのかと思うと、なんとも言えない不安が胸に広がる。
もし今、そんな状態にいるなら、この記事を読んでほしい。
先に言っておくと、「すぐ転職しろ」とも「今の仕事を続けろ」とも言わない。
その代わり、後悔しない判断をするための考え方を伝えていく。
その悩み、25歳前後で「全員」が通る道
まず安心してほしいのは、この悩みは君だけのものじゃないということ。
社会人3年目前後、だいたい25歳くらいになると、ほぼ全員がこの壁にぶつかる。
なぜか。
入社して最初の1〜2年は、覚えることが多くて必死だった。でも3年目になると仕事に慣れてきて、ふと周りを見渡す余裕が出てくる。
そのとき気づく。「あれ、このまま続けて、自分はどうなるんだろう」と。
ある調査では、20代の仕事の悩み第1位は「自分の仕事について」(35.6%)だった。3人に1人以上が同じことで悩んでいる。
だから、「こんなことで悩んでる自分は甘い」なんて思わなくていい。むしろ、自分の人生について真剣に考え始めた証拠だと思っていい。

「辞めたい」と「辞めるべき」は違う
ここで大事なことを一つ。
「辞めたい」という気持ちと、「辞めるべき」という判断は、まったく別物だということ。
日曜の夜に憂鬱になる。朝起きるのがつらい。仕事中、時計ばかり見てしまう。
そういう「辞めたい」という感情は、誰にでもある。それ自体は普通のこと。
でも、その感情だけで転職を決めると、次の職場でも同じことを繰り返す可能性が高い。
500人以上の成功者を研究した結果、わかったことがある。キャリアで成功した人たちは、「感情」ではなく「基準」で判断していたということ。
つまり、「なんとなく嫌だから辞める」ではなく、「自分にとって大事なことが満たされていないから辞める」という判断の仕方をしていた。
じゃあ、その「基準」をどう作ればいいのか。次から具体的に説明するね。
転職を考える前に確認すべき3つの視点
視点①:「何が不満なのか」を言葉にする
「このままでいいのか」という漠然とした不安は、正体がわからないから怖い。
まずは、今の仕事の何が不満なのかを具体的に言葉にしてみよう。
紙に書き出すのがおすすめ。

- 給料が低い
- 成長している実感がない
- 上司と合わない
- 仕事内容がつまらない
- 残業が多すぎる
- 将来性が見えない
こんな感じで、思いつくままに書く。
書き出したら、次にそれを「環境の問題」と「自分の問題」に分ける。
例えば、「上司と合わない」「残業が多い」は環境の問題。転職すれば解決する可能性がある。
でも、「何をやってもつまらない」「やりたいことがわからない」は自分の問題。これは転職しても解決しない。環境を変える前に、自分の内側を整理する必要がある。
視点②:「3年後の自分」を2パターン想像する
次に、こんな質問を自分に投げかけてみてほしい。
「今の会社に3年いたら、自分はどうなっているか?」
スキルは身につくか。収入は上がるか。やりたい仕事に近づけるか。尊敬できる人はいるか。
具体的にイメージしてみる。
次に、「転職して3年経ったら、自分はどうなっているか?」も想像してみる。
どんな会社で、どんな仕事をしていたいか。どんなスキルを持っていたいか。
この2つを比較したとき、どちらの自分に会いたいと思うか。
正解はない。でも、「どっちの未来の自分の方がワクワクするか」は、判断の大きなヒントになる。

視点③:「今の環境でできること」を全部やったか
これは少し厳しい質問かもしれない。
「今の会社で、やれることは全部やっただろうか?」
異動を申し出たか。新しいプロジェクトに手を挙げたか。上司にキャリアの相談をしたか。スキルアップの機会を探したか。
「いや、この会社じゃ無理だから」と思うかもしれない。でも、本当にそうだろうか。
実は、多くの人が「今の環境でできることを試さないまま」転職を考えている。
成功者を研究した結果、彼らに共通していたのは「今いる場所で最大限の努力をしてから次に進む」という姿勢だった。
逆に言えば、今の環境でやれることをやり切っていないなら、まずそれを試してみる価値がある。それでもダメなら、転職という選択に自信を持てる。
「正解」は存在しない。だから自分で決める
ここまで読んで、「結局どうすればいいの?」と思ったかもしれない。
正直に言うと、「この仕事を続けるべきか」に正解はない。
同じ状況でも、続けて成功する人もいれば、辞めて成功する人もいる。どちらが正しいかは、後になってみないとわからない。
でも、一つだけ確かなことがある。
「自分で考えて、自分で決めた」という事実は、どんな結果になっても君を支えてくれるということ。

なんとなく流されて続けた。なんとなく勢いで辞めた。そういう選択は、後から「あのときこうしていれば」という後悔を生みやすい。
逆に、ちゃんと考えて、自分で決めた選択は、たとえ結果がうまくいかなくても、「自分で選んだ道だから」と納得できる。
決断を急がなくていい理由
最後に、もう一つ伝えておきたいことがある。
この決断は、急がなくていい。
「早く決めなきゃ」「このままじゃダメだ」と焦る気持ちはわかる。でも、キャリアの決断は、数日や数週間で出すものじゃない。
25歳なら、まだ時間はある。30歳でも、40歳でも、キャリアを変えている人はたくさんいる。
大事なのは、「考え続けること」と「考えながら動くこと」。
今の仕事をしながら、情報を集める。自分が何を大事にしたいのか、言葉にしてみる。興味のある業界の人に話を聞いてみる。
そうやって少しずつ材料を集めていくと、あるとき「よし、決めよう」と思える瞬間が来る。
それまでは、焦らなくていい。

今日からできるアクション
最後に、今日からできることを一つ提案するね。
「今の仕事の不満」と「理想の働き方」を、それぞれ3つずつ書き出す。
不満は何か。どうなっていたら満足か。
この2つを並べてみると、自分が本当に求めているものが見えてくる。
5分でできる。でも、この5分が、君のキャリアを考える最初の一歩になる。
「このままでいいのか」と悩めるのは、自分の人生を真剣に考えている証拠。
その悩みを大事にしながら、焦らず、自分のペースで答えを見つけていこう。
君の選択を、応援してる。


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