「で、将来どうするの?」
この質問を投げかけられるたびに、胸がギュッと苦しくなる。
やりたいことがない。夢がない。進路希望の欄に、何も書けない。 SNSを開けば、同い年のあの子がキラキラした目で「夢に向かって頑張ってます!」と投稿している。 自分だけ、取り残されている気がする。
——もし今、そう感じているなら、この記事はあなたのために書きました。
先に結論を言います。「何がしたいかわからない」は、異常でも、怠けでも、甘えでもない。 むしろ、20歳前後でそう感じているのは、ごく自然なことです。
この記事では、「わからない」の正体を一緒に分解して、そこから一歩踏み出すための方法をお伝えします。
20歳前後で「やりたいこと」が明確な人は、実は少数派
「自分だけが決まっていない」と感じるかもしれません。でも、データを見ると景色が変わります。
内閣府の調査によると、15〜29歳の若者のうち「将来の見通しが明るい」と答えた人は約30%。つまり、7割の若者は将来に対して不安や不確実さを感じているのが現実です。
考えてみれば当然です。
高校生まで、あなたは「選ぶ」経験をほとんどしていない。時間割は決められていた。部活も、限られた選択肢から選んだだけ。「何がしたいか」を真剣に考える機会が、そもそも少なかったんです。
それなのに、高校3年生の秋に突然「進路を決めなさい」と言われる。決められなくて当然です。
なぜ「わからない」のか?——3つの原因
「わからない」には、ちゃんと理由があります。あなたの性格や能力の問題ではなく、構造的な原因です。
原因1:選択肢が多すぎて、選べない
インターネットのおかげで、世の中にはあらゆる職業、あらゆる生き方の情報が溢れています。YouTuber、フリーランス、起業、留学、地方移住……。
選択肢が多いことは、一見良いことに思える。でも心理学では、選択肢が多すぎると人は何も選べなくなることがわかっています(「選択のパラドックス」と呼ばれています)。
スーパーで30種類のジャムが並んでいると、試食はするけど結局買わない。6種類だと、選んで買う。あなたの「わからない」も、これと同じ構造です。
原因2:失敗を恐れて、動けない
「間違った選択をしたらどうしよう」「一度決めたら、もう変えられないんじゃないか」
この恐れが、あなたの足を止めている可能性があります。
でも、事実を言います。人生で「取り返しのつかない選択」は、ほとんどない。 大学を変えた人もいる。転職した人もいる。30歳から全く違う仕事を始めた人もいる。
「間違えたら終わり」は、あなたの頭の中だけにある幻想です。
原因3:自分を知る経験が、まだ足りない
「やりたいこと」は、頭の中で考えて見つかるものではありません。
何かをやってみて、「あ、これは好きだ」「これは違う」と感じる。 その繰り返しの中から、少しずつ輪郭が見えてくるものです。
学校の中にいるだけでは、この経験が圧倒的に少ない。教室と家の往復だけで「自分が何者か」なんて、わかるはずがないんです。
「わからない」から抜け出す5つのステップ
「わからないまま、止まっているのは嫌だ」——そう思うなら、完璧な答えを出す必要はありません。小さく動くだけで十分です。
ステップ1:「好きなこと」ではなく、「嫌じゃないこと」を探す
「好きなことを仕事にしよう」とよく言われます。でも、好きなことすらわからないのに、そんなアドバイスは役に立たない。
逆から考えてみてください。
「これだけは絶対イヤだ」を書き出す。 満員電車、スーツ、数字だらけの仕事、一日中パソコン……。
「イヤなこと」を消していくと、残ったものの中に「嫌じゃないこと」が見えてきます。それが、最初のヒントになります。
ステップ2:小さく動いてみる(完璧じゃなくていい)
いきなり「将来の夢」を決める必要はありません。
本屋で、いつもは行かないコーナーを覗いてみる。気になるイベントに参加してみる。知らない人と話してみる。
「面白そう」と思ったら、考える前に動く。 その5分の行動が、人生を変えることがあります。

私は、たまたま立ち寄った本屋さんでいつも通り本を眺めていました。ジワジワと便意を催して、お手洗いを借りました。借りたお礼に「そうだ資格の参考書を買って行こう」と宅建の参考書を買いました。その日が試験合格へのスタートとなりました。
ステップ3:言葉にしてみる
頭の中で考えているだけでは、モヤモヤは永遠にモヤモヤのままです。
書く。 日記でもメモでもいい。「今日思ったこと」を3行だけ書いてみる。
話す。 友達でも、家族でも、誰かに「最近こんなこと考えてるんだけど」と口に出してみる。
言葉にした瞬間、「あれ、自分ってこう思ってたんだ」と気づくことがあります。言語化は、自分を知るための最強のツールです。
ステップ4:人と対話する(一人で考えない)
「自分のことは、自分が一番わかっている」——これは、実は嘘です。
自分の強みや特徴は、他人と話している中で気づくことの方が多い。「え、それってすごいことだよ」と言われて初めて、自分の当たり前が実は強みだったと気づく。
一人で考え続けても、同じ思考がグルグル回るだけ。対話が必要です。

アルバイトの子に、誰に対してもちゃんと正体して向き合って会話をする子がいました。その子は片耳で聞く事はしませんでした。
それを指摘して褒めた時、驚いていました。…無意識なのでしょう。
ささやかでも、立派な「才能」です。その「才能」で、その子は誰からも良く思われていました。一つの「才能」が次の「才能」に繋がるのかもしれません。
ステップ5:「仮決め」でいいから、一歩踏み出す
最後に、一番大切なことを伝えます。
「これだ!」という確信は、動く前には来ない。 動いた後に、「あ、これかもしれない」と思える瞬間がやってくる。
だから、「仮決め」でいい。「とりあえず、これをやってみよう」くらいの軽さでいい。
違ったら、変えればいい。それは「失敗」ではなく、「自分を知るための実験」です。
一人で抱え込まなくていい
ここまで読んで、「そうは言っても、一人じゃ動けない」と思った人もいるかもしれません。
そう感じるのは、普通です。人は一人では変われない。 でも、仲間がいれば変われる。隣で見守ってくれる大人がいれば、動ける。
桜花ライフアカデミーは、16〜22歳の若者が「自分らしい生き方」を見つけるための実践コミュニティです。答えを教える場所ではありません。一緒に考え、一緒に動き、一緒に「私、再発見」を体験する場所です。
フリースクールの代表、企業の人材育成のプロ、飲食店経営者——実社会の最前線で戦い続ける大人たちが、あなたのメンターとして隣に立ちます。
「自分が何がしたいかわからない」のは、恥ずかしいことじゃない。ここから始まるんです。

セッション参加のY君高校生は、セッションの中で将来の仕事は「看護」にすると言ってました。理由は安定とお母さんが看護職だから。
私は否定しませんが、一言伝えました「将来の絵、変わるかもね」
何故か。
私達、最強メンターに会ったからです。
今Y君は、不動産と飲食店の経営を思い描いているそうです。今の彼の眼差しは、自ら進んで未来を見ています。その眼は、コレからますます輝いて行くでしょう。
まとめ
- 20歳前後で「やりたいことがわからない」のは、ごく普通のこと
- 「わからない」の原因は、選択肢の多さ・失敗への恐れ・経験の不足
- 完璧な答えは要らない。小さく動くことが、自分を知る唯一の方法
「自分を変えたい。でも、一人じゃ難しい」——そう思ったら、まずは話してみませんか?
桜花ライフアカデミーでは、無料相談を受け付けています。代表の石井が、Zoomであなたの話を聞きます。「何を話せばいいかわからない」でも大丈夫。そこから一緒に考えましょう。


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